🇫🇮 フィンランド (Suomi)
フィンランドといえば、陽の光があたると美しく輝く夏の夜のイメージがある方も多いかもしれません。しかし、雪が積もった冬の景色もまた、魅力的な色合いを持っています。今回はフィンランドの色に焦点をあててみましょう。
フィンランドブルー
フィンランドの国旗を見るとわかるように、フィンランドブルーはこの国を象徴する色です。深い青色は、北欧の大自然に広がる空や海を思い起こさせます。また、フィンランドブルーはフィンランドの最も有名なデザインブランドMarimekkoの作品にも頻繁に使用されています。
フィンランドイエロー
フィンランドの国旗に描かれた十字架は、フィンランドに暮らす人々の純粋さと誇りを表しているといわれています。国旗を構成する青と白に加えて、フィンランドイエローもまた、フィンランドを特徴づける色です。鮮やかな黄色は、夏に咲く花や、金属鉱山から産出される黄金色の鉱石を連想させます。
ルケアピンク
フィンランド北部のラップランド地方は、夏になるとキノコやベリーが豊富に実ることで知られています。その中でも、特に美しい淡いピンク色のアックスニンニクという野生のハーブがあります。そのアックスニンニクの花に近い、淡いピンク色が「ルケアピンク」と呼ばれ、フィンランドの伝統衣装であるルケア衣装に頻繁に使用されています。
まとめ
フィンランドの色合いは、北欧の大自然から生まれた美しい風景や、地産地消の食材にも表れています。フィンランドブルーやフィンランドイエローは、フィンランドの国旗にも使われる重要な色であり、そして、ルケアピンクはフィンランドの伝統的な要素を取り込んだ、独自の色です。フィンランドの色合いは、この国の特徴を端的に表現したものといえるでしょう。