超常現象に興味がある人にオススメする小説

超常現象とは目に見えないもの、科学的に説明がつかないもの、人間の理解を超える奇妙な体験を指します。世界中にはこのような超常現象を題材にした小説がたくさんありますが、今回は超常現象に興味がある人にオススメする小説をご紹介します。

「ペット・セメタリー」/ スティーブン・キング

スティーブン・キングと言えば怪奇小説で有名な作家のひとりです。中でも「ペット・セメタリー」は超常現象を舞台にした代表的な作品のひとつです。主人公ルイスは、ペットを自宅裏の墓地に埋葬することで復活させる不思議な力を知り、自分の家族を失った悲しみからこの力に手を出すことになります。しかし、この力には恐ろしい代償が伴うことを知ることになり、ルイスは次々と起こる不可解な出来事に苦しむことになります。

「博士の愛した数式」/ 小川洋子

小川洋子の「博士の愛した数式」は、数学者である主人公石神博士が数学の問題を解くことで超常現象的な体験をするという物語です。主人公が解こうとする数学的な問題は、三角形を円に当てはめることで解くことができる「円の定理」と呼ばれるもので、実際にこの定理が物語の中でも重要な役割を果たします。読み進めるにつれて、数の不思議さと不思議な出来事との繋がりを感じることができます。

「秘密」/ 市川拓司

超常現象を扱った小説と言えば、市川拓司の「秘密」も外せません。主人公の樹は、自分が持つ特殊な力「目隠しの能力」によって、人の過去を視ることができるようになります。樹が視た過去の出来事は、訳ありな事件や人々の深い悩みが秘められており、それを解決するために奔走する樹の姿は、読者の心に深く刻まれることでしょう。

まとめ

超常現象に興味がある人にオススメする小説をご紹介しました。それぞれの作品は、超常現象を題材に話を進めることで、登場人物たちの狂気や人間性などを浮き彫りにしている点が共通しています。読み手の心に不思議な感覚を与えるこれらの作品を、是非手に取って読んでみてください。