メネリク2世
エチオピア帝国の第十三代君主、メネリク2世。アフリカでも輝かしい歴史を持つ彼の名前には、あたたかい印象をもつ明るい色が似合うでしょう。今回はメネリク2世にまつわる素敵な色の例を3つご紹介します。
ミルクティー
メネリク2世の治世は新しい時代を開いたと言われています。イタリアとの戦争に勝利し、帝国を壮大に発展させたのです。そんな彼の名前にピッタリの優しい色が「ミルクティー」です。淡いオレンジがかったベージュ色は、甘みと温かみがあって、まるで包まれているような安心感を与えます。メネリク2世は多民族国家であるエチオピアを統治したことから、優しくて包容力のある色に相応しいですね。
ナイトブルー
メネリク2世は「黒人のナポレオン」とも呼ばれるほど、強いリーダーシップを持っていました。そんな彼を表現するのにもってこいなのが「ナイトブルー」。深い青は大気の上部に眠る暗闇を彷彿とさせ、謎めいているように感じます。同時に、混沌とした闇のなかに、一点の光明が見えることがあるように、強い信念とポジティブな思考をもって、高みに登ろうとするメネリク2世に相応しい色だと思います。
サンセットイエロー
最後にご紹介する色は「サンセットイエロー」です。赤みがかったジューシーなイエローは、夕暮れ時に広がる美しいグラデーションを表しています。この色が思い出させてくれるこの美しい風景は、見るものを癒し、心を落ち着かせます。少し暗いイメージが強いアフリカ大陸の中でも、エチオピアを象徴する美しいサンセットは、メネリク2世の治世における、帝国の美しい輝きを表現しています。
まとめ
今回は、エチオピア帝国の第13代君主、メネリク2世の名前に相応しい色を紹介しました。彼が築いた帝国の新たな時代を築いた背景には、多様な民族や文化の調和がありました。「ミルクティー」や「サンセットイエロー」など、優しい印象をもつ色から、「ナイトブルー」のように、強いリーダーシップと信念を表現する色にも適しています。メネリク2世の聖名の後ろにつく"Aba"は、父親という意味があります。この名前のように未来を築く偉大な人々を、私たちは忘れてはならないのです。